
事業承継とは、先代の経営者から後継者へ会社や事業を引き継ぐことを指します。
誰に事業を引き継ぐかは、大きく分けて次の3つの方法があります。
1.親族内承継 2.親族外の役員や従業員への承継 3.第三者への承継(M&A)
中小零細企業では、経営者が株主を兼ねていることが多く、自社株も後継者に引き継ぐ必要があります。
親族内承継の場合:贈与や相続が一般的です
親族外承継や第三者承継の場合:株式譲渡が一般的です
事業承継は、会社の未来を左右する大切な課題です。
早めの準備と適切な方法の選択が重要になります。
事業承継は事業を継続している限り、必ずやってくる課題です。
若い30歳前後の社長も例外ではありません。早期にリタイアを考える場合でも、事業承継は避けて通れません。
日本の中小零細企業の経営者の平均年齢は60歳を超えており、
いずれ誰かに事業を引き継ぐか、事業を閉じるかを決める必要があります。
事業を継続する場合は、後継者への交代や引き継ぎの準備が必須です。
しかし、その準備ができていない会社は、およそ半分と言われています。
事業承継には時間がかかり、後継者の教育も必要です。
だからこそ、早めの準備が重要です。将来に備え、今から事業承継を考えることが、会社の安定と成長につながります。
当事務所では、社長の意向に沿った事業承継を丁寧にサポートしています。
まずは日常の月次訪問や決算時の面談で、社長の考えや希望をしっかりヒアリング。
事業を閉じる場合には、従業員や債務への影響を考慮した最適な方法をご提案します。
事業を継続する場合には、承継方法を大きく2つに分けて検討します。
それぞれに対応できる体制を整え、
後継者がスムーズに事業を引き継げるよう支援します。
信頼できる仲介会社を紹介し、
株式譲渡や代表者交代を含む事業承継をサポートします。
社長の意思や状況に応じて最適な方法を検討し、押し付けずに提案することを心がけています。
長期的な視点で準備を進めることで、事業と従業員を守りながら、安心して承継できる体制を作ります。
株の事業承継では、誰に株を引き継ぐかが最初の重要なポイントです。
親族内、親族外、第三者(M&A)など、引き継ぐ相手によって対応方法は大きく異なります。
自社株を贈与や相続により引き継ぎます。
高額な株式の場合、相続税・贈与税が発生するため、
事前の対策や事業承継税制の活用が重要です。
役員や従業員に譲渡することが一般的です。
譲渡価格や支払い方法の調整が必要になります。
現経営者が株式を第三者に売却し、代表者も変更されます。
大きな株価での譲渡でも、所得税率が低く
手元資金を確保しやすいメリットがあります。
当事務所では、株承継に伴う税務面・法律面のリスクを把握しながら、最適な方法をご提案します。
方向性を誤ると、後継者に過大な税負担がかかる可能性があるため、早期の検討が重要です。
経営の事業承継では、後継者が会社を円滑に運営できる体制を整えることが目的です。
株の事業承継が決まった後に取り組むべきもので、業績悪化や従業員との対立を防ぐためにも非常に重要です。
後継者が経営の実務を理解し、会社の運営に必要な知識や意思決定能力を身につける教育が必要です。当事務所では、経営計画書を活用して先代経営者の意思や会社の方針を文章化し、後継者への引き継ぎをサポートします。
第三者に譲渡する場合でも、契約内容や引継ぎスケジュールを調整し、経営の混乱を避けるためのフォローを行います。
経営の事業承継は、1~5年単位ではなく10年、15年、場合によっては20年単位の準備が必要です。
当事務所では、後継者の教育や計画書作成を通じて、安心して会社を引き継げる体制づくりを支援しています。
経営者が事業承継に関心を持つことが第一歩です。関心を持っていただくための工夫を行っています。
専門用語をできる限り使わず、経営者が理解できるまで何度でも説明します。
必要であれば数年間にわたってフォローします。
提案はしますが、考え方を押し付けることはありません。経営者の意思や想いに沿った選択を尊重します。

税理士は決算書や経営状況を把握しているため、
経営者にとって最適なアドバイスが可能です。
当事務所で対応できない場合も、
信頼できる外部専門家やM&A仲介会社と連携し、
最適な解決策を提案できます。
顧問契約内で事業承継の相談が可能です。
追加作業や外部依頼が必要な場合のみ別途対応します。
株の事業承継では税務のリスクも考慮し、
経営の事業承継では後継者教育や経営計画書作成を通じて、円滑な引き継ぎを支援します。
自社株式を相続や贈与で引き継ぐ際、評価額が高いと多額の税金が発生します。後継者が自己資金や会社資金で支払わざるを得ず、会社の経営に支障をきたす場合があります。
経営方針や役割が明確でないまま承継が行われると、
後継者と従業員の間で対立が生じ、業績悪化や人材流出の原因になります。
経営者交代がスムーズに行われない場合、
社内混乱や経営判断の遅れにより、業績が悪化し、最悪の場合は廃業に至ることもあります。
親族間での株式承継が不十分だと、遺留分などで相続トラブルが発生し、会社経営に悪影響を及ぼします。